蒲鉾には「蒸し蒲鉾」、「焼き抜き蒲鉾」などがありますが、当社では蒸し蒲鉾を製造しています。蒸し蒲鉾の出来るまでを紹介します。
村田の「かまぼこ」が出来上がるまで
1.解凍
冷凍保存していた原料のすり身を、解凍機にかけて約-5度に半解凍します。
スケソウダラ・イトヨリダイなどの白身の魚を使います。
2.切断
半解凍状態のすり身をブロックカッターで小さく切って、混ぜ合わせるための準備をします。
3.撹拌・混合
小さく切った半解凍状態のすり身を「ボールカッター」に入れ、塩やみりんなどで味付けして混合し、よく練り合わせます。
4.成形
機械で蒲鉾の形に合わせます。製品によっては、職人が手作業で行うものもります。
下関もそうですが、西日本では「板かまぼこ」の他に、「簀巻き(すまき)蒲鉾」も多く作られます。
5.座り・蒸し
成型した蒲鉾を、まず40度位の低温で加熱します。ここであの独特の弾力が生まれますが、これを「座り(すわり)」と呼びます。
その後90度位の高温で蒸し上げて仕上げます。
6.冷却
蒸し終った蒲鉾は急速冷却機ですばやく冷やします。
7.包装
冷却の終わった蒲鉾を、包装機で清潔に包みます。
8.異物(金属)検査
もちろん十分気を付けて製造していますが、商品を箱詰めする前に、さらに金属探知機を使って製品の最後の確認を行います。
9.出荷
冷蔵のまま全国の店頭や、お客様の元に発送します。