ふぐ料理を食する際に、ひれ酒を飲むことはよくご存知のことと思われます。
二月のある日、ふぐ料理をご一緒した時の話。
ふぐを食しながら、まずはひれ酒を振舞われた、香ばしい風味が料理とマッチして食欲をそそる。
次が身酒、これはふぐの刺身を四~五切れ湯飲みに入れ、煮立った日本酒に入れる。刺身は取り出してポン酢でいただく、あっさりとした味わいの珍酒であります。
その次に振舞われたのが白子酒、大変贅沢な酒であります。ふぐの白子を湯飲みに入れ、箸で塊が無くなるまでよくかき混ぜて煮立った日本酒を入れる。白っぽくなり、にごり酒かあま酒のように見える。飲んでみるとこれがまた絶品。美味しい牛乳を入れたような感じで、まさにミルキィ。ついつい飲みすぎてしまう。
この日は、大変高価な天然とらふぐを使ったコースでした。
ご馳走さまでした。